金庫の脆弱性を指摘させていただく

kinko_zeijaku

非常に硬く、そして鍵までかかる収納ボックス。金庫を一言で表すとそのような表現ができるのではないだろうか。このように一言で頑丈で何が起きても中に入れているものを保管できることが表現できる点からも、金庫は何かを保管する上で完璧な存在のように取り扱われている側面があるのではないかと思う。確かに金庫に入れておけば大抵の場合は何が起こっても、その中に入れているものを保管し続けることができるだろう。しかし、どのような場合でも確実に保管できるのかというとそうではないのが現実なのだ。ではどのような部分で金庫には欠点があるのか?私なりに金庫の脆弱性を指摘させていただこうと思う。

金庫の脆弱性として最初に挙げられるのが、耐久性だ。金庫の種類によっては頑丈に作られているものもあるが、家庭用の小さい金庫の場合は電動ドリルなどを用いれば破壊できてしまうくらいの耐久性のものがある。このような金庫の場合は電動ドリルを金庫があるところまで持ち込まれて、それを使用されるだけで金庫の中身を持ち去られる可能性があるため、中に保管しているものを守るという点ではかなりの脆弱性があると言えるだろう。

また、小さい金庫の場合は金庫自体の持ち去りということも考えられる。金庫は重たくて簡単に動かせなければ良いが、手提げ金庫のように簡単に移動できるようなものであれば鍵が開かなくとも金庫ごと盗めるので、その点もかなりの脆弱性をかかえていると考えていいのではないかと思われる。これらが私が指摘する、金庫の脆弱性である。

イメージ的には金庫の中にさえ入れておけば大丈夫だという観念が多くの人に先行してあると思うが、現実は決してそんな簡単なものではなく、金庫の中に入れていたとしてもそれだけでは貴重品の管理などは不十分なのだ。そのため、これら金庫の脆弱性を意識した上で、対策を行いながら上手に金庫を使用・活用していく必要があると言えるだろう。